マレットゴルフ
 1977年(昭和52年)、福井県で誕生したスポーツです。
体力をさほど必要とせずプレーでき、また無料(有料もある)でできることも手伝い、
老若男女の生涯スポーツとして普及を目指しています。
当初は、ゲートボールのスティックやボールでプレイしてましたが、
現在は専用のスティックとボールでプレイしています。
誰でもすぐ出来る、ほんとうに楽しい、新しいスポーツです。


小生がプレイしている豊田市柳川瀬公園マレットゴルフ場です。2012年に36ホールになりました。
豊田市内にはマレットゴルフ場がたくさんあり、愛好者がとても多いです。
定年を過ぎたある日、柳川瀬公園へ桜見に行ったのですが、
桜の下で楽しそうにマレットゴルフをしている年配のみなさんが目に入りました。
どなたも楽しそうでいいな~ とてもうらやましく眺めていました。
しばらく見ていると、柳川瀬公園の年度チャンピョンの女性の方とお会いすることができ、色々教えていただきました。
小生の質問に、丁寧に答えてくださり感激しました。その時のことが今も忘れられません。
小生がマレットゴルフをするきっかけになったのですから。
やってみたい! 強く思いました。
それからは吸い寄せられるようにマレットゴルフにはまり込み、もう4年が経過しました。
当然ながら、始めたころはミスが多くOBを連発し、パー72を超えてばかりでした。
こんな平坦で狭い所で、グリーンも小さいのに、なぜうまく打てないのか不思議でした。
しばらく思うように打てずスコアは安定しませんでした。悔しい思いの連続でした。
それでも、練習を重ねるうちにアンダーで回れる事が多くなりました。
プレイするたびに、マレットゴルフは奥の深いスポーツだと思います。
これはやるしかない!熱い想いが湧き上がってきました。
毎日のように安城市からお隣の豊田市のホームコースに通っています。
片道10kmですが、せっせと往復する毎日です。よい趣味に出会ったと満足しています。



マレットゴルフの紹介


マレットゴルフとは、スティックとボールを使って、決められた打ち出し地点からホールへ、できるだけ少ない打数で入れることを競うスポーツです。
マレットとは木づちという意味で、木づちを使ってボールを打ち、ゴルフのルールで競技をするという意味から、マレットゴルフと名づけられました。

マレットゴルフの誕生

福井県福井市の運動公園指導普及課職員が昭和52年に考案し、当初はゲートボール用のスティックとボールを使って行われました。
レクリエーションスポーツとして職員だけではなく地域住民等にも普及していきました。
その後、昭和56年以降、長野県体育センターの専門主事により講習会等が行われ県下各地に普及していきました。
福井県で生まれ、長野県で育った生涯スポーツです。
老若男女を問わず親子ぐるみの愛好者が増え、普及が積極的に進められています。
現在は、マレットゴルフ専用のクラブ(用具)を使用し、広々とした自然の中で、ゴルフのような感覚で経費をかけず豪快な気分を味わえる楽しいスポーツです。

マレットゴルフの歴史

1976年(昭和51年)高校教諭から福井運動公園指導課長になった高山昇らが「誰でも楽しめ、健康づくりに役立つスポーツ」として考案。
1977年(昭和52年) 同課のスポーツ教室でマレットゴルフを実施。
現在、各都道府県に約30の県別協会が存在する

マレットゴルフのルール
◎基本はゴルフのルールに準ずる。
◎何人でプレイしてもいいが、通常ゴルフ同様4人一組でプレイする。一人でプレイしてもよい。
◎1つのホールは、通常数十メートル。イン・アウトの18ホール回って1プレイとすることが多い。PARは、通常3〜5打。
◎全ホールの合計打数で競うストロークプレーと、各ホール毎の勝敗で全ホール勝利数で競うマッチプレーの2種類ある。
◎ゲートが途中にある場合は、通過させなければいけない。
◎通常、日本マレットゴルフ協会の協会ルールに従うことが多いが、ローカルルールを重視するスポーツでもある。

1.競技の種類

マレットゴルフは競技の方法がストロークプレーとマッチプレーの2種類ある。
一般的には個人戦中心のストロークプレーが行われている。

ストロークプレー
各ホールをプレーして全ホールの総打数で勝敗を決める。
A.:個人戦
個人戦では総打数のもっとも少ないプレーヤーが勝者となる。
この場合、打数はそのプレーヤーが打った打数を言う。
その際同打数の者が複数名いるときはプレーオフにより勝者を決める。

B:団体戦
団体戦の場合はチームのメンバー全員の打った打数のトータルをいう。
同打数のチームが複数いる場合は最小打数のプレーヤーの多いチームが勝ちとなる。
各ホールごとの打数の多少で勝敗を決める。


マッチプレー
各ホール毎の打数の多少で勝敗を決める。
A.:個人戦(シングル)
1対1でホール毎勝敗を決める。例えば第1ホールでA氏が4打、B氏が3打の場合はB氏の勝ちとなる。
また第2ホールでA氏が3打、B氏が3打の場合は引き分けとなる。
このようにゲームを続けて相互に勝ったホールを比べて、勝ったホールの多いプレーヤーの勝ちとなる

B:団体戦(二人以上)
団体戦の場合はメンバーの総打数が少ないチームが勝ちとなる。

2.スタートの方法

マレットゴルフの競技をする場合スタート方法は一般的に参加者を各ホールに分散させて同時一斉スタートの方法が行われる。
同時一斉スタート(ローテーション方式)
各グループは指定されたホールにつき花火等の合図で同時に一斉スタートする。
例)第5ホールをスタートしたグループは6、7、8~4ホールと順番に回る。
大勢参加の場合、待ち時間が少なく効率的である。
時差スタート(ジェット方式)
インコース・アウトコースの2グループに別れ、それぞれ第1ホールより順番にスタートする。
インコースを回った後にアウトコースを、アウトコースを回った後にインコースをそれぞれ交代して回る。
時差があり待ち時間が長くなるので大勢参加の場合は行われない。


マレットゴルフの特徴

1.一人でも楽しむことができ、二人以上で競いながら楽しむことができる。
2.個人戦であり、人に迷惑をかけずにプレーすることができる。
3.豪快な気分でプレーすることができる。
4.性別・年齢に関係なく「いつでも」「どこでも」「誰とでも」楽しむことができる。
5.自然を相手に、広い場所で伸び伸びと打ったり、
微妙な起伏コースを読んでホールインワンをしたり、仲間と語らいながら、
コースを回ることは仲間作り健康作りに役立つことができる。


用具の開発

昭和56年、長野県体育センターから開発を依頼された松本市のスポーツ用具メーカーが
ゲートボールのスティックをベースに工夫改良し真鍮のリングをヘッドの両面にはめたものを開発し使用した。
その後改良を重ね、現在はアルミ合金、チタンなどのメタルヘッドに、
ボロン・カーボン・スティールなどのシャフトを使ったスティックが使用されています。





 ◎スタートの順番は抽選・ジャンケン等で決め、2打目からはホールに遠い球から打つ。
 ◎カップの1m以内にある場合は連打して打つかマークをしてボールを取り除く。
 ◎次のホールからは最小打数の人から打つ。同数の場合は前のホールの順とする。
 ◎ボールを打つ基本姿勢などをチェックして、正確に打つように心掛ける。
 ◎アドレス後にヘッド及び、フェイス面が球に接触した時は、1打とする。
 ◎自打球が傾斜地等での静止時間は、自分が球を打つまでの時間とする。
 ◎ボールを打つ意思でスイングした空振りは1打となる。
 ◎ティーグランドの決められた場所以外で打った場合は1打付加。打ち直す。
 ◎スティックのヘッドで「押し出し」「かき寄せ」「すくい上げ」は1打付加。打ち直す。
 ◎ノータッチを原則とする。
 ◎自打球が動いている間に打つと1打付加。打ち直す。
 ◎同伴者の球を間違えて打った場合は1打付加。打ち直す。
 ◎自打球が自分に当たった場合は1打付加。打ち直す。
 ◎動いている球に同伴者又は局外者が接触した時は、球の停止位置を次のプレー位置。
 ◎OBは打った地点に戻り1打付加。打ち直す。
 ◎OBの時は、予備球を使用しホールアウトまでその球を使う。次のホールで試合球に戻す。戻さなかったときは1打付加する。
 ◎不明球は3分以内。OB扱いとし、打った位置より1打付加の打ちなおし。
 ◎アンプレアブル・ボールが打てない場所へ行った場合は、1スティック以内でホールに近づかない位置から打つ。1打付加。
 ◎紛失球は3分探し、見つからない時は打った地点に戻り、1打付加。打ち直す。
 ◎打球が部外者に当たった場合は、停止位置である。
 ◎打ち直しの時は、最初の1打+1打付加で打ち直し、3打となる。
 ◎OBの時は予備球を使用しホールアウトまでその球を使う。次のホールで試合球に戻す。戻さなかったときは1打付加する。
 ◎アンプレアブルは、競技不可能を宣言し大会規定に従う。原則はカップに近づかない方向、1ステッィク以内の移動で1打付加。
  1ステッィク移動しても打てない時は、球の出た位置からカップに近づけず、1ステッィク以内に移動し2打付加する。
 ◎マークは、マークの要求がない限り勝手にマークをしてはならない
  (1打付加)進行方向(カップ)にたいして球の真後ろにマークしてから球を取り除く。
   自分の順番が来てから球を置きマークを取り除く。マーカーが他のプレイヤーの邪魔になると要請された時は、1ヘッド移動できる。
 ◎浮遊障害物を取り除くことができる。
 ◎球の打ち込みは、前組の競技者に接触又は競技者を超えたりした時は元打ち(1打付加)
 ◎試合球は、同径の球を使用。試合球・予備球・判別できるものとする。
 ◎全員が打ち終わるまでその前方に出ない、但し大会等で指示ある場合はそれに従う。
 ◎先行するグループは、ホールアウト後速やかに移動して打数の確認をする。
 ◎2打目以降は、同伴者に聞こえる声で打球を呼称する。
 ◎球を打った後にできた足跡や、コースにできた穴等は必ず直してから進む。




ミー★ハー子の記事



「ゴルフ?ゲートボール?マレットゴルフの謎」編 なぜなに!?ゴルフ女子



こんにちは。ミー★ハー子です。
歩いていた遊歩道の右側に、突然現れた広場がありました。
綺麗に芝が敷き詰められ、あちこちにちょっとした谷や丘がある、広い空間。
それまでにあったような鬱蒼とした木々はなくなり、ぽっかりと芝の広場が広がっていたのです。

そして、そこには歓喜の声をあげながら何かを楽しんでいるご高齢の方たちが数人。

最初、その様子から
「ああ、ゲートボール場なのね」
と思ったミー★ハー子。

ところが…。

「カーン!」

という小気味良い音が耳に届いたのです。

ん?

よく見ると、おじいさまたちは何やらカップにボールを入れ、競技を楽しんでいる様子。
どうやら、ゲート=門をくぐらせる競技ではなさそうです。
ということは…。

これって、ゴルフ!?!?

ゴルフと聞いたらじっとしてはいられません。
ミー★ハー子の好奇心がむくむくと立ちあがってきたのでした。

ゴルフ?それとも??

早速、このスポーツについてGoogle先生に聞いてみました。

なんでも、この競技は「マレットゴルフ」という、れっきとしたゴルフの一種なのだとか。

「マレットゴルフ協会」なるものも存在し、全国で大会が開かれるほどの人気スポーツで、1977年に福井県で考案され、全国に広まったそう。

皆さん、知ってました??
ミー★ハー子は、お恥ずかしながらぜーんぜん知りませんでした!

ルールはごく簡単。
「できるだけ少ない打数で、カップにボールを入れること」
そう、ゴルフと全く一緒なんですね~。

そして、ミー★ハー子が気になったのはそのネーミング。

「マレット」

そう、皆さんどこかで聞いたことがありますね?
「ピンパター」「マレットパター」のマレットじゃないですか!

知ってる、知ってる~!
昔ながらの小型で長方形のパターが、ピンパター
そして、半円のかまぼこの様な形をしたパターがマレットパター
最近では、四角やら、鬼の角が生えたような形やら、様々な進化を遂げているパターは「ネオマレット」型とか言うらしいですね~。

主流になりつつある形であり、パターがすこぶる下手くそなミー★ハー子も、そちらの形を愛用しております。

で、話はもどりまして。

「マレット」と聞けば、当然そのような形のパターで打球しているものと思い、ミー★ハー子は、マレットゴルフをプレーするオジサマたちの手元を覗いてみたのでした。
でも…。

???

ミー★ハー子の頭は混乱しました。
あれは…。どうみても…。

「ゲートボール」と同じ形状の…。
「木槌」!!



そう、オジサマたちが握っていたのは、だるま落としで使うハンマーのような、円筒状の‘木槌’だったのです。

それで、ゴルフボールの2倍はあろうかと思われる、派手なカラーリングのボールを「カーン!」と打つ…。

「…ゲートボールと何が違うんだろう?穴に入れるところだけ??」

ミー★ハー子の頭の中で、疑問が渦巻きます。
しかし、そもそもゲートボールのルールを良く知らないミー★ハー子。
早速google先生に質問してみます。
すると…。

ゲートボールとは5人vs5人で戦う、チーム対抗形式のゲーム」
とのこと。

みなさん、何を当たり前のことを…とお思いになるかもしれませんが…。
ミー★ハー子は全く知らなかったのです。

ゲートボールがチーム対抗戦だったなんて!!!

というわけで、ミー★ハー子の中で渦巻いていた、
「マレットゴルフ=ゲートボールのお友達!?」
という疑問は、消え去ったのでした。

マレットボールは、間違いなくゴルフのお友達に違いない!!!

そもそもどんなゲームなのか?

では、そもそもマレットゴルフとはどんなゲームなのでしょう?

先ほども申し上げたように、基本的なルールはゴルフと一緒で「少ない打数でホールにボールを入れる」というシンプルなものです。

しかし、決定的にゴルフと違うところは、

使う道具が違う(木槌と直径75mmのボール)
コースの広さが、ゴルフに比べて極小さい(通常数十メートル)

というところでしょうか。
逆に言うと、それ以外はすべてゴルフのルールに準ずる、ということなのです。

コースは通常IN&OUTの18ホールで構成されている様ですし、プレー人数も通常は4人一組。
さらにPARは基本3~5打という…。
そう、ゴルフと全く一緒ですね!!!

なんでも、こういうことだそうで。

体力を然程必要とせずプレーでき、またゴルフに比べ非常に安価にプレイ(1プレイ数百円程度)できることも手伝い、老若男女の生涯スポーツとして普及を目指している
wikipedia「マレットゴルフ」より

ミー★ハー子は、腑に落ちました。

そうです。
ミー★ハー子だって、歳を取って、ちょっとゴルフのラウンドがきつくなってきた…というときに、突然「ではゲートボールをやろう!」とは思わないのではないのかな~と。

ゴルフの延長で、でもゴルフよりも気軽に楽に出来る「マレットゴルフ」の方が、ルールも同じだし、カップに入れる楽しさはそのままにプレーできるのではないか、と。

なんてったって、あの「カーン!」という、カップに入れた時の醍醐味はそのまま味わえるのです。
ちょっとくらい歳をとって体力がなくなったって、まだまだ次に楽しむものが待っているだなんて、素敵なことですよね~!

更には。
マレットゴルフのクラブについてちょっと調べてみたのですが…。
これがゴルフクラブ顔負けの本格的な仕様なのです。

シャフトには3Dクロスカーボンを使用していたり。
クラブのフェイスなんて、「超硬合金ダイヤモンドハイパーフェイス」ですよ!?
かっこいい!!!!!

マレットって「木槌」という意味らしいのですが、もはや木槌どころの話ではありません。
戦隊ヒーロー顔負けの、超ハイパーおしゃれスポーツじゃないですかっ!!!

もはや、早くプレーをしてみたくなったミー★ハー子。
これだったら、休日にゴルフに行ってばかりで、ちょっと奥さんに対して肩身が狭くなってきた…という友達も誘いやすいってもんです。

うきうきとマレットゴルフ場の予約方法やらルールやらを読み進めます。
すると…。

ミー★ハー子は、あることを発見してしまったのです。
それはルールの欄の一番最後の注意事項。
そこに書いてあったのは…。

「途中ゲートがあれば、通過させなければならない」

…ど、どっちだよ!!!
とツッコんだことは、言うまでもありません。
さっき、ゲートボールとは明確に違うゲームだ、ということを確信したばかりだったのに…!!!

嗚呼。
日本人って、ミックスさせて新しいものを作ることがなんて上手いんでしょう!
アンパン!
たらこパスタ!
タコライス!
マレットゴルフ!!!

…なんだかお腹がすいてきました。
このへんで、失礼!